来米してからの生活セットアップは、環境の変化や言語の違いなどで不安もあるかと思いますが、大まかな流れがわかっていると、心づもりもしやすくなるのではないかと思います。少しでもご参考にしていただければと思い、ごく最近(2015年上旬)経験した具体的な流れを記録として残します。事情などにより順序、手順などはこの限りではありませんので、臨機応変にご対応いただければと思います。
(JANOウェブチーム クマン波栄)
生活セットアップ(留学の場合)
0.ホテル予約 (日本よりオンライン予約可能)
1. 大学(職場)へ連絡 アポイントメント 電話もしくはメール
2. アパート探し
3. アパート契約
4. 銀行口座開設
5. 運転免許証(オハイオライセンス)
6. SSN (Social Security Number)申請
7. 日用品買い出し 家具など
8. 車の購入 名義変更(Title)
9. 学校入学手続き
10. 携帯電話(ローカル番号)
0.ホテル滞在
到着してしばらくはホテル住まいをする場合、ホテルの予約は日本からオンラインでできるので必要な条件をよく考える。考慮すべき条件の例は、
· 安全な地域かどうか
· 勤務先、アパート探しなど当初の用事に対し便利な場所にあるかどうか
· ホテル滞在中の移動手段があるかどうか(レンタカー、タクシー、知人による送迎等)
延泊することもできるのでまずは数日分予約を入れておく。できれば朝食付きのホテルにすると足がない場合、外へ行く回数が減るので便利。
1.留学先への連絡
留学の場合、学校(職場)にあるHuman Resources Department、Office of International Students/Researchers/Visitorsなど留学先が指定するオフィスへ電話もしくはメールにて連絡し、到着直後の手続き等のアポイントメントをとる。出国前からやり取りし、面接の場所などをしっかりと聞いておくとよい。
2.アパート探し
住居が決まらなければ進まない手続き(現地校入学手続き、SSN申請、運転免許証取得)があるので、アパート探しを先行する。来米前に条件に合う物件をできれば数カ所調べておき、見学の予約をとっておくと効率的に動くことができる。
3.アパート契約
- 身分証明書(パスポート、国際免許証、運転免許証など):複数ある方がよい
- 留学先(職場)からの受け入れ証明書類
- 銀行残高証明(こちらの銀行にある程度の金額がなければ、日本の銀行から残高証明を入手しておくとよい)
上記の必要書類を提出し、審査を受けると同日には回答される。
アパートのDeposit(敷金)と日割り計算家賃を別々のマネーオーダーもしくは当地で開設した銀行口座のパーソナルチェック(小切手)で支払う。ローカルの銀行口座があれば、パーソナルチェックをすぐに発行してもらえる。
<契約時>
ガスと電気は、本人による名義変更が必要、それぞれアカウントを開設しアカウント番号を入手する。
SSNがある場合はオンラインでもできるが、ない場合は電話でSSNがない旨を伝え、以下の手続きが必要。
ガス:Security Deposit(保証金)を3回に分けて支払う。(今回は$80ほど)
電気:電話でAffidavit(宣誓供述書)をEmail/Fax/郵送で受け取り、Notary(署名を証明する公の手続き)をしてもらってからFaxで提出。Notaryは、自分の口座があるローカルの銀行にて無料でしてもらえる。Faxは銀行もしくはアパート管理オフィスに依頼できる。
水道:アパートの家賃に含まれる場合、アパートの管理事務所で手続きしてもらえる。含まれない場合は管理事務所から電話番号を教えてもらい、個人で手続きする。
4.銀行口座開設
支店・ATMが居住地・勤務地に多い銀行がおすすめ。SSNがなくても身分証明書を2つ以上提出することで開設可能。住所・ローカル電話番号が決まっていれば登録してもらう。ホテルの住所を取り急ぎ登録してもらう場合は、キャッシュカードなどの郵便物が即郵送されるので信頼のできる他の住所を伝える方がよい。(大学・職場など。ただ、施設が大きい場合、建物によって5桁のZip codeに続く4桁が配達の鍵となるので、その4桁を正確に記載すると、紛れたり配達遅延になるのを防ぐことができる)。
口座の種類は、Checking、Savingsなどがあるが、Personal Checksが必要な場面があるのでその旨を伝え、口座維持費と小切手使用に毎月の手数料がかからないものを依頼する。事前に銀行のウェブサイトで維持費などを含めた口座の種類を確認することができる。
*銀行カードが郵送される住所が必要なため、銀行によっては住所が決まってからでないと開設できない場合もあるので注意。
5.運転免許証(オハイオライセンス)
日本の運転免許証、国際免許証があればオハイオライセンスへの切り替えは、基本視力検査のみで可能。SSNがない場合はその旨を伝え、BMV(Ohio Bureau of Motor Vehicles: http://www.bmv.ohio.gov )のみで使用する仮番号を発行してもらう。ただし、すでにSSN申請中の場合はSSN番号が手元に届くまで免許証の切り替えはできないので注意。
費用は23ドル(クレジットカードは使用不可)*2015年6月現在
注意:ビザの開始有効日よりも前に行っても発行してもらえない。発行される免許証の有効期限は、ビザの有効期間のみ。
- 住所証明(Bank Statement, Utility bill(光熱費請求書) など)
- 滞在証明(ビザ書類):I-2019、I-797、I-20などの書類およびI-94、留学先からの手紙(ヘッダー入りが理想)
- 身分証明書:パスポート、日本の運転免許、国際免許証
- SSN番号(なくてもよいが、申請中の場合は必須)
6.Social Security Number申請
入国記録がSSNオフィスに届くまで7~10日かかるのでしばらくしてから申請。近隣のSSNオフィスの場所を確認。必要書類は、パスポート、ビザ書類、大学(職場)からの手紙。住所がなければ郵送先がないのでアパートを決めてからでも十分。
就労ビザでない場合は、発行してもらえないので注意。
7.日用品買い出し
寝具 マットレス・リネン類
生活用品
食料品
米国でのクレジットヒストリーがないとローンやリースができないので、個人からの中古車購入が一般的。詳しくは、JANOウエブサイトの「アメリカサバイバル生活:車の購入と登録について」をご参照ください。 http://blog.janosakura.org/2015/06/blog-post.html
9.子供の学校手続
住所が決まったら地元のBoard of Educationへ連絡し、入学手続きの予約を取る。必要書類は大抵の場合、学区ウェブサイトに掲載されているので必要なものをダウンロードし、予約日にそろえて持っていく。
- アパートの契約書類(Lease agreement)必須
- 公共料金請求書(ガス、電気など) 手元にない場合は後日提出
- 健康診断書類 医師のサインが必要。必須なので早めに入手する
- 予防注射一覧表 日本で接種したものについては病院で書類を用意してもらうとよい。学区指定の書類に上記を写し、不足分は後日接種、連絡
10.携帯電話 ローカル番号
日本の携帯を持ってきた場合、当地での使用は国際電話料金がかかる。プリペイド式もあるのでこちらの携帯を持ったほうが無難。
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