「図書館へ行こう」
第1回: お近くの図書館はどのPublic Libraryの関連施設ですか?
アメリカの公立図書館 Public Libraryは、日本と同様、住民だれもが利用できる施設です。とりわけオハイオ州は、図書館のシステムが充実している州のひとつです。
アメリカの公立図書館は日本の図書館に比べ、より身近に感じられます。幼児向けのStory Time、中高生向けに宿題のお手伝い、年に1回の税金の申告書の書き方説明会など幅広い年齢層の利用者に向けたいろいろなプログラムを提供していること、読みたい本が近くの図書館で見つからない場合でも、別の図書館にあればオンラインでリクエストし、最寄りの図書館で簡単に借りられること、ミーティングルームが利用できること、たいていの図書館には無料の駐車場が併設されていること、などです。また、レファレンスサービスも充実していて、担当司書が利用者の探しているトピックに関連した資料を探してくれます。
そこで「気軽に図書館に遊びに行ってみましょう!」ということで、私たち日本人が利用しやすい日本語の本や雑誌の借り方から始めて、知っておくと便利な図書館の裏技について順にお話していきます。
まず、第1回目は、ダウダウンの大きな図書館から各市の小さな図書館のシステムについて。ひとくくりに、図書館といっても、実はどのこ公費で運営されているかにより、そこだけの単独の図書館であったり、ある図書館システムのブランチであるなどそれぞれ違っています。以下に、オハイオ州にある200を超える図書館のうちいくつかをリストアップしてみました。
さて、よくある質問です。
ー近くにあるBeachwood Libraryがリストの中に入っていないんだけど、なぜ?
(手間を省いたからではありません)実は、Beachwood LibraryはCuyahoga County Public Libraryのブランチなのです。
ーCleveland Public Library(CPL)やLakewood Public Library (LPL)はCuyahoga countyにあるけど、ここにリストされているのは?
(ひいきをしているわけでもありません)答えはCPLも、LPLもCuyahoga Public Libraryとは別の図書館のシステムなのです。
以上のように、日頃何気なく使っている最寄りの図書館と、お勤め先近くの図書館がまったく違うグループに属していることは多々あります。
お近くの図書館が、どのグループのブランチなのか、図書館まで足を運んで調べてみましょう!
2015年7月記(JANO会員 本好きヒル恵子)
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