2010年3月22日月曜日

アメリカでの妊娠出産 その十三

ICUにいる子供の様子を見た後、やっと病室に落ち着きました。
個室の部屋はキレイでホテルのようだというのが印象。 
ベッドと机とテレビ、レイジーボーイと呼ばれる、ラウンジチェアーと一人がけのソファ。
ソファはいすの部分を引き出して、シングルのベッドにもなりました。
バスルームにはピンク色のポーチのアメニティセットが用意してあって、
歯磨きセットはもちろん、デオドラント、リップクリームなども入っていました。

棚の中には予備のガウンやタオルが入っていて、使った分だけ補充してくれました。
戸棚は通路側からもあけられるようになっていて、病室に入ることなく補充できる仕組みでした。
使用済みのタオルなども、一番下の棚に入れておけばよいだけでした。

話には聞いていたが、本当に手ぶらで出産できるなと実感しました。 

(日本の雑誌などを読んでいると、出産準備リストが長い。細々といろいろなものが書いてある。
日本で出産したことがないので、実際に全部必要なのかどうなのかわからないけど、
あれだけ用意するのも大変だ。) 

ベッドに座り、親に電話をしました。私の出産のために日本から来ていた両親は、
キッチンにあるダイニングエリアで丸一日、知らせを待っていたようでした。
出産した本人から、その日に電話があったことに驚いていたようです。
自然分娩と違い、無痛分娩だと出産後の体力が違うということでしょうか。

何を食べたか覚えていませんが、食事が運ばれてきたので、がつがつと平らげました。
胸のつかえを感じずにすいすいと食べられるのが、うれしかった。
食事を運んできたプレートの上に次の日の献立が書いてあり、
欲しいものをいくらでも頼んでよさそうだったので、いろいろなものにチェックをしました。
(しておいてよかった。いくら食べてもお腹がいっぱいになることはありませんでした。)

その夜の担当の看護婦さんがやってきて、その日だけはトイレに行くときに付き添うので、
トイレに行きたくなったら、ナースコールをするように言われました。

やっと寝ることができました。 本当に長い一日でした。

1 件のコメント:

  1. 私は日本とこちらと両方でお産を経験したんですが、無痛は素晴らしいの一言です。日本で出産後1週間入院するのは産後の体力消耗が激しいからだと納得しました。筋肉痛がひどく、翌日はあかちゃんに授乳しなくてはいけないとか母乳がよく出るようにマッサージしましょうとか(これめちゃめちゃ痛いです)とにかく日本は忙しい。反面こちらは、入院も2,3日ですし、翌日からシャワーできてすっきりできるし、何より自分が元気!なのであかちゃんのお世話に取り掛かれるという利点があると思いました。ただ、私の場合出産後、少し滅入ってしまったので(多分英語ばっかりで疲れた)生まれたばかりの息子を眺めながら病室で一人涙したのを覚えてます。とにかく早く退院したかったです。
    そうそう、食事は断然日本の方が豪華だった。。でも体重が落ちません。これもまた日本だと注意されちゃいます。

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