2009年9月11日金曜日

アメリカでの妊娠出産 その七

妊娠後期に入り、ラマーズクラスに参加しました。
私がラマーズという言葉から想像していたのは、陣痛中のリラクゼーションというイメージ。
お産の時にどうやって痛みをやわらげるか、などの方法を教えてもらえるのかと思っていました。
実際、そのための呼吸方法もさらっと練習しましたが、
ほとんどは陣痛の始まりから、実際の出産にいたるシーンをビデオで何回も見ました。
妊婦さんの痛そうな顔と疲れ果てた顔、最後にパイナップルの底のような形と色のものが出てくるのを何度も見ました。 
隣にすわっていた男性はビデオの間中貧乏ゆすりをしていましたがいよいよ出産のシーンとなると貧乏ゆすりが激しくなっていました
その気持ち、わかるような気がする。 

4回のクラスを終えて何を学んだか。。。”うーん、いくらビデオをみても、痛みの程度はわからん。”でした。 

同じ頃、シアトルに住んでいる友達が、′Hypno Birthing’ という本をくれました。 
日本語に訳すると、催眠出産というのでしょうか。
さらっと読んだ内容は、
赤ちゃんは産むのではなく、時期が来たら生まれ落ちてくる。 いきむということは無理に押し出しているので、必然的に痛くなる。
出産は痛みを伴うものだ、という刷り込まれた固定観念からくる不安や恐れが体に緊張を強い、体を硬くさせている。
子宮の筋肉もしかり。子宮の筋肉の硬直が、子宮口の開くのをさまたげている。
そのために、押し出すようにして出産せざるおえなくさせている。

出産は痛いものだという考えを取り除き、体をリラックスさせることで、子宮の筋肉もやわらかくなる。
子宮口も自然と開き、赤ちゃんが降りてくる。理論的にはこのような感じでした。

緊張することで、子宮を含む体全体が硬くなって、子宮口の開きにも影響するというロジックは理解できました。
でも固定観念を取り除くのは大変。何か変わることがあるかと、ためしに本についていたリラクゼーションCDも聞いてみました。
頭から痛みに対する考えが消えたわけではありませんでしたが、不思議と寝つきは良くなりました。
いずれにせよ私にはリラックスの効果はあるらしいので、睡眠学習ではないですが、寝る前に繰り返し聞くことにしました。

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