今日、クリーブランド周辺のベーカリーではPaczki(プンチキー)と呼ばれるフィリング入ドーナツがたくさん売られていました。このPaczkiの由来の中にキリスト教のLent期間(節制期間)に入る前に家の中にある贅沢品、玉子、バター、砂糖などを使い切ってしまうためにPaczkiを作ったという説があります。今となっては日常的な食材ですが、昔は特別なものだったためと思われます。
”Paczki”はもともとポーランド語で”つぼみ””ドーナツ”の意味もあり、ポーランドの伝統的な食べ物の一つです。でもアメリカでドーナツといえばやっぱり超甘!でなければならないので、店頭に並んでいるのは食べたら頭が痛くなるんじゃないかと思うほどの甘いフィリングやジャムが入っています。当然、ドーナツの周りには粉砂糖だって忘れちゃいけません。最近では、元々の主旨はどこかへ行ってしまい、特別なドーナツを食べる日になりつつある気がするのは私だけでしょうか。
我が家は毎年手作りします。これなら甘みが押さえられるからという苦肉の策でもあります。
ただアメリカ人の夫だけはどうしても中身が必要なようで、チョコレートクリームを入れました。
左は自宅で作った物、右は店頭でよく見かける物です。
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