2011年2月15日火曜日

生活情報と医療用語集

当ウエブサイトに「生活情報」というタブがあるのをご存知でしょうか。

以前JANOでは「生活情報誌『Activities』」というA4版約1cm厚さの冊子を発行していました。当時、「何か会員の皆さんのアメリカ生活の手助けになるようなことはできないか」という思いから「生活情報誌」作成の提案があり、有志を募って始めたものです。

1994年5月発行の創刊号は、WORDもない時代、すべてワープロで原稿を打ち、それを切り貼りしてつなげて編集したものでした。ちょっと知っておくと便利な「生活豆辞典」もあちこちに収められ、皆さんの情報と知識を結集して楽しく纏めたと吉田章元会長は振り返られます。

2年後の1996年、もう少しましなものにという願いをこめて、『続ACTIVITIES』が作成されました。この時もまだワープロの世界でした。

医療用語集」が加えられたのは、その後1999年9月発行の第3版でした。
谷村博史編集長の自宅に毎週末編集委員が集まって、奥様のおもてなしを受けながらああでもない、こうでもないと楽しく作業されたそうです。土曜日には日本語補習校の片隅でも作業を進める皆さんの姿がありました。それで、何かお手伝いしたいと私がかかわらせていただいたのも、この号からでした。

医療用語」の掲載は、この情報誌が「ここノースイーストオハイオでの皆さんの生活がより幅広く、よりアクテイブに、より有意義になることを少しでもお手伝いできればと」との願いで誕生したことを踏まえ、日常生活で皆さんが苦労されていることは何かという観点から役員全員で討議を重ねました。すでに掲載していた「子供の予防注射」、「家庭常備薬」の紹介の延長線上で「医療用語」も載せたら助かるのではないかという話になったそうです(吉田元会長談)。JANO創立者でもある脳外科医の高岡淑郎先生に相談し、アドバイスを受けながら現在の用語集が出来上がりました。

またこの第3版から PC, WORD, EXCELが登場し、作業も数段便利になりました。

2001年に入り第4版が発行されました。会員以外の日系団体からの購入希望にこたえて増刷されたものです。

その後、経済の変動により紹介したお店などの閉店、引越し、新しいお店の開店などが短い期間に起こり、また広告主の減少などもあり、情報誌の改編及び印刷が困難となりました。またインターネットでの情報収集が主流となるなかで、ウエブサイトでの生活情報提供が当然重要となってきました。それが当サイトの「生活情報」です。

なかなか手が回らず、やっとという思いもありますが、ただ今、少しずつ『Activities』のアップデートした内容に加え、新しいニーズにもあった情報をアップしているところです。ぜひともこれらの情報をご利用いただけたらとウエブチーム一同願っています。

また、生活情報についてのご意見も大歓迎ですので、どうぞお寄せください。

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