2009年5月11日月曜日

新型インフルエンザ(H1N1)注意喚起続報 5月8日

平成21年5月8日
在デトロイト総領事館

新型インフルエンザ(H1N1)に関するお知らせ(5.8)

1.8日(11:00)、米国疾病管理予防センター(CDC: Centers for Disease Control and Prevention)の発表では、全米43州で1,639の確認例、2名が死亡しています。

2.8日(16:30)、ミシガン州政府の発表によると、確認104例
  ミシガン州政府ホームページ(http://www.michigan.gov/)をご確認ください。
なお、ミシガン州政府は、新型インフルエンザは季節性インフルエンザと比較して危険性に差がないとの判断から、6日、新型インフルエンザに関する統合情報センターを解散しました。

3.8日(15:00)、オハイオ州政府の発表によると、確認7例
  オハイオ州保健局ホームページ http://www.odh.ohio.gov/

4.外務省では以下のとおり海外安全ホームページ感染症情報を掲示しています。今後も情報をアップデートしていきますのでご確認下さい。

(1)2009年4月30日、世界保健機関(WHO)は、パンデミック警戒レベルをフェーズ4から5へ引き上げました。
 メキシコについては、別途、「感染症危険情報」を発出しています。メキシコへの渡航を予定している方は、不要不急の渡航は延期してください。また、メキシコ滞在中の方は、不要不急の外出は控え、十分な食料・飲料水の備蓄とともに、安全な場所にとどまり、感染防止策を徹底してください。なお、今後は出国制限が行われる可能性又は現地で十分な医療が受けられなくなる可能性がありますので、メキシコからの退避が可能な方は、早めの退避を検討してください。
 また、メキシコ以外で新型インフルエンザの感染が確認された国・地域(25か国・地域)に対しても、別途、「感染症危険情報」を発出しています。渡航を検討されている方は、渡航先の感染状況及びWHOの情報等最新情報を入手し、十分注意してください。また、これらの国に滞在される方は、WHOの情報にも留意しつつ、感染防止対策を徹底するとともに、感染が疑われた場合には速やかに医療機関で受診してください。

2009年5月8日午前9時(日本時間)現在、感染が確認された旨政府当局またはWHOが発表した国・地域は以下のとおりです。メキシコ及び米国を除き、各国・地域とも死亡者はありません。
①WHOが同時点で公表している感染状況
  感染が確認された国・地域 24か国・地域、感染者数 2,371人
   メキシコ
   感染者数   1,112人(うち 42人死亡)
米国
    感染者数    896人 (うち 2人死亡)
   カナダ
    感染者数    201人
   スペイン
    感染者数    81人
英国
    感染者数    32人
ドイツ
    感染者数    10人
イスラエル
    感染者数     6人
イタリア
    感染者数     5人
ニュージーランド
    感染者数     5人
フランス
    感染者数     5人
韓国
    感染者数     3人
エルサルバドル
    感染者数     2人
オランダ
    感染者数     2人
アイルランド
    感染者数     1人
オーストリア
    感染者数     1人
グアテマラ
    感染者数     1人
コスタリカ
    感染者数     1人
コロンビア
    感染者数     1人
スイス
    感染者数     1人
スウェーデン
    感染者数     1人
デンマーク
    感染者数     1人
ポーランド
    感染者数     1人
ポルトガル
    感染者数     1人
香港
    感染者数     1人

②現地政府が発表している国
ブラジル
    感染者数     4人(ブラジル政府発表)
アルゼンチン
    感染者数     1人(アルゼンチン政府発表)

 また、5月8日午前9時現在、感染疑いがある国は以下のとおり(報道含む。16か国)です。
 インド、フィリピン、オーストラリア、チェコ、ノルウェー、ルーマニア、フィンランド、チリ、トリニダード・トバゴ、ニカラグア、ベネズエラ、ベリーズ、ペルー、ボリビア、ベナン、ザンビア

(2)新型インフルエンザとは
 動物のインフルエンザウイルスがヒトの体内で増えることができるように変化し、継続的にヒトからヒトの感染がみられるようになったもので、このウイルスが感染して起こる疾患を新型インフルエンザといいます。
 今般、メキシコや米国等で感染が確認された豚インフルエンザ(H1N1亜型)は、「感染症の予防及び感染症の患者に対する法律」第6条7号に規定する新型インフルエンザに位置づけられたところです。

(3)豚由来インフルエンザがヒトに感染した場合
 発熱、倦怠感、食欲不振、咳など、通常のインフルエンザ症状があらわれます。また、鼻水、咽頭痛、吐気、嘔吐や下痢などの症状を訴える患者もいます。

(4)感染防止策
下記の点に留意し、感染防止に努めてください。
①十分な水・食糧の備蓄を行い、不要不急の外出は控える。
②外出する際は人混みを避ける。また、咳やくしゃみ等による感染を防ぐため、マスクを着用する。
③積極的に手洗いやうがいを行う。
④ウイルスは粘膜を介して感染するので、口、鼻、目などの粘膜部分に手で触れない。
⑤発熱や咳などインフルエンザと似た症状がみられた場合には、現地の医療機関を受診する。

(5)海外における入国時の健康チェック
現在、多くの国においては、入国時の健康チェック(体温確認等)が行われています。その際、発熱、インフルエンザ様症状が疑われた場合には、新型インフルエンザ感染の確認等のため、一定期間停留を求められる場合がありますので、日本出発時に発熱等不調を感じられた場合には出発前に都道府県による新型インフルエンザ相談窓口発熱相談センター(http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/090430-02.html)等にご相談されることをお勧めします。

(6)日本帰国時の健康チェック
わが国では、検疫体制を強化しており、厚生労働省が定める新型インフルエンザが蔓延している国・地域(5月6日現在、メキシコ、米国(本土)、カナダ)から入国する方に対し、機内検疫を実施しています。インフルエンザ様症状がある場合には検査を行い、必要に応じ、隔離、停留又は保健所の健康監視下等におかれる場合がありますので、到着時の検疫所の指示に従ってください。なお、帰国時に高熱、咳症状がみられる場合には検疫所の健康相談室にお申し出ください(帰宅後に同様の症状が現れた場合には、最寄りの保健所に相談し、感染地域に渡航していた旨をお知らせください。)。

(問い合わせ先)
○外務省新型インフルエンザ相談窓口
 電話:(代表)03-5501-8000
    (内線)4625、4627、4629
○外務省領事局海外邦人安全課
 電話:(代表)03-3580-3311 (内線)5140
○ 外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp

(関連ホームページ)
○厚生労働省ホームページ(新型インフルエンザ対策関連情報)
  http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html
○世界保健機関(WHO)ホームページ(新型インフルエンザ関連)
  http://www.who.int/csr/disease/swineflu/en/(英語)
○CDC(米国疾病予防対策センター)
  http://www.cdc.gov/h1n1flu/(英語)
○農林水産省ホームページ(新型インフルエンザ関連情報)
  http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/anpo/buta.html


○ ミシガン州政府ホームページ http://www.michigan.gov/

○オハイオ州保健局ホームページ http://www.odh.ohio.gov/

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