2009年5月4日月曜日

新型インフルエンザ(H1N1)注意喚起続報 5月1日

平成21年5月1日
在デトロイト総領事館

新型インフルエンザ(H1N1)に関するお知らせ(5.1)

1.4月28日、感染拡大を防止し、健康チェックを強化する観点からメキシコとの査証免除措置の一時停止を行うことになりましたが、査証免除措置の停止は一時的なものです。

2.今般のWHOのフェーズ5宣言を受け、日本に帰国される邦人が犬や猫を連れて来る場合であっても、犬猫の検疫は通常どおり行われます。検疫の手順は農林水産省作成の別添をご覧下さい。
 *手続やQ&Aは動物検疫所のホームページにも掲載しています。
 http://www.maff.go.jp/aqs/animal/dog/import-other.html

3.外務省では以下のとおり海外安全ホームページ感染症情報を掲示しています。今後も情報をアップデートしていきますのでご確認下さい。

(1)4月29日、新型インフルエンザの流行状況についてお知らせしましたが、4月30日、世界保健機関(WHO)は、パンデミック警戒レベルを現在のフェーズ4から5へ引き上げました。
 メキシコについては、別途、「感染症危険情報」を発出しています。メキシコへの渡航を予定している方は、不要不急の渡航は延期してください。また、メキシコ滞在中の方は、不要不急の外出は控え、十分な食料・飲料水の備蓄とともに、安全な場所にとどまり、感染防止策を徹底してください。なお、今後は出国制限が行われる可能性又は現地で十分な医療が受けられなくなる可能性がありますので、メキシコからの退避が可能な方は、早めの退避を検討してください。
 また、メキシコ以外で新型インフルエンザの感染が確認された国(11カ国)に対しても、別途、「感染症危険情報」を発出しています。渡航を検討されている方は、渡航先の感染状況及びWHOの情報等最新情報を入手し、十分注意してください。また、これらの国に滞在される方は、WHOの情報にも留意しつつ、感染防止対策を徹底するとともに、感染が疑われた場合には速やかに医療機関で受診してください。

2009年5月1日6時(日本時間)現在、感染が確認された旨政府当局またはWHOが発表した国は以下の通りです。メキシコ及び米国を除き、各国とも死亡者はありません。
 ①WHOが同時点で公表している感染状況は以下の通りです。
 感染が確認された国 11カ国、感染者数 251人
   メキシコ
   感染者数    97人(うち 7人死亡)
米国
    感染者数    109人 (うち 1人死亡)
   カナダ
    感染者数    13人
   スペイン
    感染者数    13人

英国
    感染者数     8人
   ニュージーランド
    感染者数     3人
ドイツ
    感染者数     3人
イスラエル
    感染者数     2人
オーストリア
    感染者数     1人
オランダ
    感染者数     1人
スイス
感染者数     1人

 ②現地政府が発表している国
 
 また、5月1日午前6時現在、感染疑いがある国・地域は以下のとおり(報道含む。23ヶ国・地域)です。
 インド、韓国、シンガポール、オーストラリア、フランス、ポルトガル、ノルウェー、ベルギー、フィンランド、ポーランド、クロアチア、ルーマニア、アルゼンチン、エルサルバドル、アイルランド、ウルグアイ、コロンビア、ブラジル、グアテマラ、チリ、ベネズエラ、コスタリカ、南アフリカ

(2)新型インフルエンザとは、動物のインフルエンザウイルスがヒトの体内で増えることができるように変化し、継続的にヒトからヒトの感染がみられるようになったもので、このウイルスが感染して起こる疾患を新型インフルエンザといいます。
 今般、メキシコや米国等で感染が確認された豚インフルエンザ(H1N1亜型)は、「感染症の予防及び感染症の患者に対する法律」第6条7号に規定する新型インフルエンザに位置づけられたところです。

(3)豚インフルエンザがヒトに感染した場合、発熱、倦怠感、食欲不振、咳など、通常のインフルエンザ症状があらわれます。また、鼻水、咽頭痛、吐気、嘔吐や下痢などの症状を訴える患者もいます。

(4)感染防止策
下記の点に留意し、感染防止に努めてください。
①十分な水・食糧の備蓄を行い、不要不急の外出は控える。
②外出する際は人混みを避ける。また、咳やくしゃみ等による感染を防ぐため、マスクを着用する。
③積極的に手洗いやうがいを行う。
④ウイルスは粘膜を介して感染するので、口、鼻、目等の粘膜部分に手で触れない。
⑤発熱や咳などインフルエンザと似た症状がみられた場合には、現地の医療機関を受診する。

(5)帰国時に高熱、咳症状がみられる場合には検疫所の健康相談室にお申し出ください(帰宅後に同様の症状が現れた場合には、最寄りの保健所に相談し、感染地域に渡航していた旨をお知らせください。)。

(問い合わせ先)
○外務省豚インフルエンザ相談窓口
電話:(代表)03-5501-8000
 (内線)4625、4627、4629
○外務省領事局海外邦人安全課
電話:(代表)03-3580-3311 (内線)5140
○ 外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/       

(関連ホームページ)
○厚生労働省ホームページ(新型インフルエンザ対策関連情報)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html
○世界保健機関(WHO)ホームページ(豚インフルエンザ関連)
http://www.who.int/csr/disease/swineflu/en/(英語)
○CDC(米国疾病予防対策センター)
http://www.cdc.gov/swineflu/
○農林水産省ホームページ(新型インフルエンザ関連情報)
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/anpo/buta.html

○ミシガン州統合情報センター www.michigan.gov/swineflu

○オハイオ州保険局ホームページ http://www.odh.ohio.gov/

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